【渋谷】居抜き物件で飲食店開業|エリア選びと契約の注意点
渋谷で居抜き物件を活用して飲食店を開業する際の、成功の秘訣とチェックポイント
世界有数のターミナル駅である渋谷は、飲食店を開業する場所として魅力的なエリアです。
ただ、渋谷はその人気の高さから競争が激しいので、初期費用の高さに悩む方も少なくありません。そこで有効なのが「居抜き物件」の活用です。
居抜き物件なら、前テナントの内装や設備をそのまま引き継げるため、コストを抑えつつスピーディーな開業を実現できます。
こちらでは、渋谷で飲食店開業を成功させるための秘訣を、居抜き物件の活用という視点から解説します。エリアの特性分析から、物件選びで失敗しないための具体的なチェックポイントも紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
この記事の要点
- 渋谷で居抜き物件を活用して飲食店を開業するときのコツと、居抜き物件の魅力を解説しています。
- 出店条件をクリアするためのチェックポイントや、開業後の運営を見据えた確認事項を紹介しています。
- 条件の良い物件を見つけるための情報の集め方もまとめています。
渋谷とは|居抜き物件で飲食店を始める前に知っておきたい商圏としての魅力
渋谷と聞くと「若者の街」というイメージが先行しがちですが、実態は大きく変化しています。
大規模な再開発によりIT企業やオフィスが増加し、昼間はビジネスパーソン、夜は大人の客層も多い街へと変わってきています。
この変化は、これから渋谷で飲食店を開業する方にとって大きなチャンスです。
ランチ需要の安定感に加え、奥渋谷などの落ち着いたエリアでは、高単価なディナー需要も見込めるからです。
居抜き物件活用のカギはエリア選定と条件の見極め
人気エリアだけに、渋谷での出店は条件が厳しくなりがちです。特に好立地の居抜き物件は競争率が高く、表に出る前に決まってしまうことも珍しくありません。
しかし、駅から少し離れたエリアや、空中階(ビルの2階以上)に目を向けることで、コストを抑えつつコンセプトを尖らせた店作りが可能になります。
流行の場所ではなくターゲットがいる場所を見極めることが、成功への第一歩です。
【渋谷】居抜き物件を活用した飲食店開業のコツ
渋谷で飲食店開業を成功させるためには、物件をただ探すだけでは不十分です。
エリアの特性を深く理解し、自身の事業計画と照らし合わせ、納得のいく物件を探す必要があります。
渋谷のエリア特性を理解し出店地を決める
一口に「渋谷」といっても、エリアごとに街の雰囲気や人の流れ、客層は大きく異なります。
自身の店のコンセプトやターゲット層と、出店するエリアの特性が合致しているかは、成功を左右する最初の重要な分岐点です。
こちらでは、渋谷の代表的なエリアの特性を解説します。
若者・観光客が集う「センター街・道玄坂」
センター街や道玄坂は、渋谷の象徴ともいえるエリアです。
常に若者や観光客で賑わっており、圧倒的な集客力を誇ります。
トレンドに敏感な層がターゲットとなるため、カフェやファストフード、カジュアルな居酒屋といった、比較的単価を抑えた業態が出店しやすいでしょう。
ビジネス層が狙える「宮益坂・桜丘町」
宮益坂・桜丘町は、多くのIT企業が集まるエリアです。
平日はランチや仕事帰りのオフィスワーカーで賑わいを見せています。
客単価がやや高めのレストランや、接待にも利用できる上質な居酒屋、隠れ家的なバーなどの需要が見込めます。
個性を発揮できる「神山町・奥渋エリア」
神山町・奥渋エリアには、こだわりの強い個人経営の飲食店が点在しています。
独自のコンセプトを持つ専門店や、質の高い料理を提供するビストロ、地域住民に愛されるようなカフェなど、店の個性を強く打ち出したい場合に適したエリアです。
新宿や原宿・表参道エリアも視野に入れて探す
物件を探す際は、近隣エリアとの比較も大切です。
一般的に渋谷や新宿の繁華街は坪単価が高騰しやすい傾向にあります。
一方で、少し駅から離れると同じエリア内でも条件が変わるため、近いエリア内でも原宿・表参道も検討するなど、広い視野での比較検討がおすすめです。
事業計画に合う物件を選ぶ
出店エリアの方向性が定まったら、次は具体的な事業計画とのすり合わせが必要です。
売上予測や損益分岐点を算出し、事業として無理なく支払える家賃の上限を明確にしましょう。
提供する料理の価格帯や目標とする客単価によって、選ぶべき物件の立地や広さ、雰囲気は大きく変わります。事業計画の解像度を高めることが、適切な物件選びの精度向上につながるでしょう。
居抜き物件の魅力について
競争の激しい渋谷エリアで出店計画を進める上で、居抜き物件は非常に魅力的です。
居抜き物件を活用すると、開業における「コスト」「時間」の2つを大幅に下げられる可能性があります。
こちらでは、居抜き物件の魅力を4つのポイントにわけて解説します。
開業費用を大幅に抑えられる
居抜き物件が持つ最大の魅力は、開業にかかる初期費用を大幅に削減できることです。
ゼロから店舗を作り上げるスケルトン物件と比較して、数百万円以上のコストダウンが期待できるケースも少なくありません。
それにより、運転資金や広告宣伝費に予算を回すといった、より戦略的な資金計画を立てられるようになります。
内装工事の期間を短縮できる
飲食店を開業する際、内装工事には通常であれば数ヶ月の期間を要します。
この工事期間中は家賃だけが発生し、収益は一切発生しないため、事業者にとっては大きな負担になります。
しかし、居抜き物件を活用すれば、内装工事期間がほとんど必要ないため、物件の契約から短期間でオープンにこぎつけられます。
厨房設備や空調、備品をそのまま活用できる
厨房設備は、一から揃えると非常に高額です。
居抜き物件なら、前のテナントが使用していたコンロやシンク、冷蔵庫、フライヤーといった厨房機器をそのまま引き継げる場合があります。
前の店舗の顧客層を引き継げる可能性がある
同じ場所で飲食店が営業していたという事実は、大きなアドバンテージです。
前の店に通っていた顧客が「新しいお店ができた」と興味を持ち、来店してくれる可能性が高まります。
出店条件をクリアするためのチェックポイント
居抜き物件は確かに魅力的ですが、契約前に確認を怠ると「こんなはずではなかった」という事態に陥りかねません。
とくに、目に見えない設備や契約内容は、後からトラブルを引き起こす可能性があります。
こちらでは、契約前に必ず確認すべきチェックポイントについて解説します。
希望業態に合う電気・ガス・水道の容量
店舗のインフラの容量は、必ず確認が必要です。
たとえば、高火力を必要とする中華料理と軽飲食のカフェとでは、求められるインフラのスペックが大きく異なります。
万が一容量が不足している場合、増設工事に多額の費用がかかることも考えられるので、希望する業態の運営に十分な容量が確保されているか、事前に必ず確認しましょう。
排気・排水設備の確認
飲食店経営において、臭いや煙、排水に関するトラブルは大きなリスクです。
排気設備の性能が低い、あるいは排気ダクトの向きが不適切な場合、近隣からクレームが入って営業に支障をきたすことがあります。
また、油を多く使用する業態では、グリストラップ(油脂分離阻集器)の有無や状態も確認が必要です。
衛生的な店舗環境を維持するための設備が整っているかは、事前にチェックしましょう。
「造作譲渡契約」で確認すべき重要条件
居抜き物件の取引では、建物の賃貸借契約とは別に、前テナントとの間で「造作譲渡契約」を結ぶのが一般的です。これは、内装や設備などを買い取るための契約です。
提示された造作譲渡料が、譲渡される資産の価値に見合っているかは十分にチェックしましょう。
譲渡される資産の範囲を明確にする
造作譲渡契約を結ぶ際は「何が譲渡対象に含まれるのか」をリスト化し、書面で明確にしておきましょう。
「使えると思っていた設備が譲渡対象外だった」という問題を起こさないためにも、未確認のままで進めないことが重要です。
リース契約が残っていないか確認する
見落としがちですが、リース契約の有無も確認しておきましょう。
もしリース契約中の物品が含まれていると知らずに譲渡を受けると、後日リース会社から返却や残債の支払いを求められる可能性があります。
物件取得後の追加費用を防ぐための交渉をおこなう
内見や調査の段階で何らかの不備や懸念点が見つかった場合、それを基に交渉をおこないましょう。
設備の不具合があれば修繕を要求する、あるいはその費用分を造作譲渡料から減額してもらうといった交渉は必須です。
開業後の運営を見据える!渋谷の居抜き物件で確認したい実務的な条件
居抜き物件を選ぶ際は、初期費用だけでなく、「開業後の使いやすさ」や「ランニングコスト」を見据えたチェックが重要です。競争の激しい渋谷エリアで安定した経営を続けるためには、日々のオペレーション効率やコスト効率にこだわったほうがよいでしょう。
前のテナントが使いにくさを感じていた設備や構造をそのまま引き継いでしまうと、日々の負担や無駄な経費につながりかねません。以下のポイントを確認してみましょう。
- スタッフがスムーズに動けるか?
- 厨房内の配置(調理・洗い場)が効率的か?
- グリストラップや換気扇などの清掃頻度と手間は?
- 衛生的かつ効率的に保てるか?
- 季節や時間帯によって席数を変えられるフレキシブルな配置か?
- 食材や備品、スタッフの荷物などを無理なく保管できるスペースがあるか?
これらの実務的なポイントを確認することで、物件取得後の追加費用を抑え、経営の安定性を高められます。
渋谷の好物件は早い者勝ち!理想の「居抜き物件」を射止める準備
渋谷で飲食店の開業を目指す際、最大の壁は「物件の争奪戦」かもしれません。特に好条件の居抜き物件は、一般公開される前に申し込みが入ってしまうことも珍しくありません。理想のエリアで出店を叶えるためには、誰よりも早く動くための「準備」が成功の鍵を握ります。
チャンスを逃さないためのポイントをまとめました。
優先順位を明確にする
家賃、広さ、設備など「これだけは譲れない」ポイントを絞っておきましょう。
書類の先行準備
申し込みには身分証や事業計画の概要が必要です。手元に揃えておくと、スムーズに動けます。
即決の覚悟を持つ
内見時に「ここで勝負する!」と決断できる基準を自分の中で持っておくことが大切です。
激戦区の渋谷だからこそ、情報の鮮度とフットワークの軽さを大切にして好みの一軒を掴み取りましょう。
渋谷で条件の良い飲食の居抜き物件がネットに出ない理由
渋谷エリアで飲食店の開業を目指す際、ポータルサイトだけで出店候補を探すのは得策ではありません。なぜなら、条件が良く初期費用を抑えられる優良な居抜き物件は、ネットに公開される前に水面下で成約してしまうからです。
激戦区である渋谷で理想の店舗を見つけるには、以下の裏事情を押さえておくことが重要です。
非公開でのマッチング
好立地の居抜き物件は、現テナントが解約予告を出した直後に、不動産会社の既存ネットワーク内で次の借り手が決まる傾向にあります。
商業施設のクローズド案件
一般の不動産会社では扱えない商業施設内の空き枠など、特別なルートでしか出回らない情報が存在します。
「良い物件が見つからない」と足踏みしている方は、ぜひ独自のリーシングネットワークを持つ株式会社ロメッツへご相談ください。
お客様のコンセプトに合った、渋谷の飲食業向け居抜き物件を、まだ表に出ていない物件も含めてご提案します。
渋谷での居抜き物件を活用した飲食店開業は株式会社ロメッツにお任せください
渋谷は集客力が高く魅力的な市場ですが、成功するためには綿密なエリア分析と事業計画、そして物件の価値を正確に見抜く専門的な視点が求められます。
渋谷で居抜き物件を活用した飲食店の開業を考えているのであれば、株式会社ロメッツにご相談ください。
株式会社ロメッツは、東京首都圏の店舗不動産を専門にしているので、東京での物件探しから店舗開発、リーシングまでを一気通貫でサポートできます。
豊富な経験と独自のネットワークを活かし、お客様の事業計画に最適な物件のご提案と、複雑な契約・交渉のサポートをおこないますので、お気軽にお問い合わせください。
渋谷で店舗物件をお持ちのオーナー様へ
株式会社ロメッツ(REMAX COMPASS)では、渋谷エリアを含む店舗物件や商業施設の空室・空き区画の客付け(テナント募集)もお手伝いしています。募集条件の決め方や、空室が埋まらないときの見直しポイントは【東京】テナント募集の方法で解説しています。
出店をお考えの方で、物件探しや貸主との交渉を任せたい場合は店舗開発代行とは?、店舗物件の探し方は店舗仲介とは?もあわせてご覧ください。
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この記事の監修者
向井 瑛一郎(株式会社ロメッツ 代表取締役/REMAX COMPASS 代表/宅地建物取引士)
株式会社OPAで心斎橋OPA・河原町OPAなど複数施設のリーシング・リニューアルを担当。東急不動産SCマネジメントでは東急プラザを中心に約60施設・約1,600区画のリーシングや新規開業・リニューアル、小田急電鉄では新宿ミロードを含む約60施設・約2,000区画のテナント誘致や業態開発を手がけ、三菱商事・ユービーエス・リアルティ(現KJRマネジメント)で商業・複合施設のアセットマネジメントを担当。2022年に株式会社ロメッツを設立し、2025年にREMAX COMPASSを開設。貸主とテナント双方の立場を経験した視点から、商業施設のリーシング支援・店舗開発支援・事業用不動産の仲介を行っています。日本ショッピングセンター協会SCアカデミー第10期修了。
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【渋谷】飲食の居抜き物件探しは株式会社ロメッツ
| 社名 | 株式会社ロメッツ |
|---|---|
| 所在地 | 〒101-0061 東京都千代田区神田三崎町三丁目4番9号 横山ビル3F |
| TEL | 03-6261-5098 |
| 営業時間 | 9:30 – 18:00 |
| 定休日 | 土日・祝日 |
| 許認可番号 | 宅地建物取引業 東京都知事(1)第110605号 |
| URL | https://lomets-inc.com |